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とりせい

スポンサーKataribe

思ってないことはまず言わない。その真摯さこそが一番の『心に響くことば』になる

落ち込んだ時に、救いの一言をもらいたい人もいれば、何も言わず見守ってくれた方がありがたい、という人もいる。
個人的な話ですが、私は後者です。

あまりに、出来もしないことを
『出来てるって!大丈夫だって!』などと嘘くさく盛り立てられたら、かえって不快になるくらい。

でも、誰かの背中を押す一言が心の底から言えたのならば、こんな嬉しいことはないです。

私には、以前からランチに誘おうと思っていた同僚のある女性がいました。
昨年の暮れに、ようやくシフトが重なってランチする機会に恵まれて。
私は、彼女と仕事の話を沢山したのですが、仕事ですっかり自信をなくしているというのです。

『接客業に就いたものの、お客様と上手く話せない』

次から次へと覚えることがあって、さらにマニュアルに沿って間違いのないように案内するこの仕事。
彼女には負担だったらしく、たびたび上司から指導されていました。
仕事が上手くいかないことで、自分自身に対して自信をなくし、責め立てていたようです。

しかし、以前は専門職に就いていたらしく、その職のポイントを熱心に語ってくれました。

「前の仕事は、体力仕事だからスポーツみたいなものなんです。また、戻れるのなら戻りたいなぁ…」
と。

その職は倍率が高く、またその職にすぐに戻れる保証はないけれど、1つのことに集中できる彼女には専門職の方が向いているのだなと思いました。

わたしは堪らなくなって彼女に

「人には適材適所ということばがあるんです。あなたが本当に輝ける場所がちゃんとあるから、諦めないでほしいです」

と伝えました。すると、何度も
ありがとうございます、ありがとうございます
と顔をくしゃくしゃにして微笑んでくれました。

それから3日後、彼女は退職しました。

職場も事情は察したらしく、揉めることなくすぐに辞めることができたようです。

後日、彼女から私あてに来たメールには

『あの時は具体的にどうするか考えてる途中でしたが、やはり、ここにいても迷惑かけるだけだと思い辞めることにしました。
色んな意味で自信元々ないのに更に無くなって、私どこ行ってもダメじゃないのかな?と思っていましたが救われました。ありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。』

と書いてありました。

私は、彼女の背中を少しでも押せたのかな?
そう思っています。

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最終更新日:2017-01-06 16:17

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